2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
(前略)むしろそれ(熊田註;家庭の「教育」)はほかでもない、少なくとも永年にわたって仮借ない不均衡へと運命づけられたひとつの獣的な共同体(熊田註;家族のこと)に均衡を与えようとして、たいていの場合は悪あがきのようにつづけられる試みにすぎな…
家族因については、誰かが彼(彼女)を愚痴の聞き役に選んでいる場合に注意したい。私はこれを「ごみ箱にする(される)」と呼んでいる。ある患者の表現をかりたのである。相互にしあっている場合もある。このような家族はわれわれがうっかり介入するには複…
(前略)僕は<わが家>を去った、しかもたえず<わが家>に宛てて手紙を書かなければならない、たとえわが家といいうものがとうの昔に永遠の彼方に流れ去ってしまったはずだとしても。この書くという営みのすべては、孤島の絶頂に掲げられたロビンソンの旗…
土日に、テレビ朝日の木村拓哉主演のドラマ「宮本武蔵」を見ました。吉川英治が戦時体制下に書いた原作をどのように現代的にアレンジするか、に興味があったからです。特に「お通」さんとの「近代的恋愛」をどう位置づけるか、に興味がありました。 「佐々木…
http://globe.asahi.com/feature/memo/2014031400017.html より転載 「右脳左脳」「男脳女脳」ってホント? 彼は「右脳」タイプだから、ひらめきに優れている。私は典型的な「女脳」だから地図が読めない──。日常会話でも登場する「右脳左脳」「男脳女脳」は本当にあるのだ…
かくも卑劣な行いを少しでも感じたならば、獣たちでさえ決して耐えられないだろう。あなたがたは、わざわざそれから逃れようと努めずとも、ただ逃れたいと思うだけで、逃れることができるのだ。もう隷従はしないと決意せよ。するとあなたがたは自由の身だ。…
滑稽なことだ、お前はこの世界のために、われとわが身に曳き馬の馬具をつけたのだ。 つなぐ馬を増やせば、その分あっさりとことが運ぶ―つまり建物の基礎から石材が引っこ抜かれたのではなく(そんなことは不可能だ)、馬の革紐のほうが引きちぎられて、その…
特権をもった人間が、自分の抑圧した人間に対して心に抱くやましさという重荷、そうした気づかいは、まさしく特権を維持するための気づかいなのである(フランツ・カフカ『夢・アフォリズム・詩』平凡社ライブラリー、1996年、p110)。 *私には、「男性の(…
日本軍は、戦争神経症を天皇の軍隊にあるまじきこととし、もっぱら「シュラークテラピー」(殴打療法)を行っていた。その治療像は、上級者にへつらい、下級者には威張る、なんとも嫌な人格への変換であった。これはトラウマによるトラウマの“治療”であるが…
今日は大学の卒業式でした。
なお、「精神の科学」はそのいくつかの目的の最後に、異常を通じて正常を、精神の衰弱態を通じて精神のあるべき健康を論じることをひそかに意図している。不安やゆううつや無気力の病理学をここで書きながら、まだもう少し時間はかかろうが、いつか、われわ…
今日はお休みにしました。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=2799490&from=home&position=2 より転載 <性暴力>男性にも被害者 幼少期から中高生時代に集中 性暴力を受けた男性の心のケアに取り組む神戸市の施設が開設から2年を過ぎた。男性専門の窓口は全国的に珍し…
http://digital.asahi.com/articles/ASG3D5RHVG3DUCVL01Q.html?iref=comkiji_redirect&iref=comtop_list_cul_n01 より転載 安倍首相、NHK経営委員の任命理由説明 衆院予算委 NHK経営委員で作家の百田尚樹氏、埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏を任命した…
ウ・マ・レ・ル? アタラシイ・イキモノガ・ウマレル アタラシイ・イキモノ ボケた自分は/別な自分の/誕生かも/しれない そうだ/別な自分が/これから/生まれるんだ 父上様/母上様/皆様 全文を撤回いたします/いつの日かわたしが/異常をきたし/たとえ何もわか…
http://www.huffingtonpost.jp/wotopi/post_7055_b_4928631.html?utm_hp_ref=tw より転載 女の生きる価値とは? 大阪二児置き去り死事件を追ったルポライターが語るシングルマザーの貧困と孤立 2010年夏、大阪のマンションで3歳の女児と1歳9ヶ月の男児の遺体…
よって次のように言おう。人間においては、教育と習慣によって身につくあらゆることがらが自然と化すのであって、生来のものといえば、もとのままの本性が命ずるわずかなことしかないのだ、と。したがって、自発的隷従の第一の原因は、習慣である。だからこ…
まもなくその非に気づいた私は精神病の精神療法に関してだが、「適切な治療的距離」(proper distance)という概念を先人の文献から借りてきて強調した(「精神療法一般の治療機転」「精神医学」9、二七三ー二七八頁、1967年)。しかし実際は精神病より一見…
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http://digital.asahi.com/articles/ASG374Q7LG37UHBI028.html?iref=comkiji_redirect&iref=comtop_6_04 より転載 「韓国軍のベトナムでの性暴力、謝罪を」元慰安婦ら会見 韓国人の元日本軍慰安婦と支援団体代表らが7日、ソウルで記者会見し、ベトナム戦争…
文学史上で有名な「食べない」主人公は、なんと言っても、フランツ・カフカの短編小説『断食芸人』(1922年)の「断食芸人」でしょう。見世物として「断食芸」を続け、「自分の口に合う食べ物はなかった」と最後にサーカスの支配人に告白して、餓死し、代わ…
http://anpanman.jp/sekai/qanda/010.html より転載 アンパンマンQ&A 頭の中にあんこが入っています。 アンパンマンは、そのあんこがエネルギーになっているから、 食事をする必要がないんですよ。 *アンパンマンは、人間を含む生き物の「食べるー食べられ…
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%91%E3%81%8C%E7%88%B6%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BBA-%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC/dp/4105430017…
患者が良くなることを喜ばない家族、あるいは本人が喜ばない場合は家族に事情があることが多い。そういう家族で医者が間に入ることでよくなる場合がある。医師の機能の中には病気を治す他に人間関係を良くするということがある。安心して治れる条件がないと…
島薗進『倫理良書を読む』(弘文堂、2014年)を読了しました。
今日は会議日で、出校しました。
今日はお休みにしました。
日曜日はテレビで時事報道番組を視ます。
元特攻隊予備兵が読んだ『永遠のゼロ』 http://ameblo.jp/amebloacchan/entry-11775594070.html