2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アンケート・カラフルになってきたたましい

私の授業をとっている学生たちに、「たましいはあるかもしれないと思いますか?もしあるとすれば、どんな色でどんな形ですか?」という記述式アンケートをとってみました。「あるかもしれない」という学生が多数派です。私の表現では、「神は死せどもたましい…

暴力のアート(術)

子猫が可愛いからといって、早くに親元から切り離して引き取ると、兄弟の猫と遊んで、危険でないようにする「噛み加減」を学ぶ機会がなく、噛み加減のわからない猫になってしまうそうです。60年代安保の学生たちが最初は素手で殴り合っていたのに対して、全…

天理教と魂の色

天理教の教えと魂のさまざまな色について論じたブログを見つけました。天理教教祖は「たましい」について語りますが、色や形については何も語っていません。https://ameblo.jp/makeup-shin/entry-10935614994.html

カラフルになってきたたましい

(前略)いずれにせよ霊魂のタマシイということと、個人所有の概念をなすタマス・タマシとは、これから追い追いにその根本を一つにすることが、判明してくるような気がする。われわれがもし餅を平凡なる古風とし、しかもその風習の自然に移り変わっていくのを…

まず害するなかれ

(前略)心理療法は、巨大な運命の否定性に抗するべくもない、乏しい、ひっそりとした営みであり、ただ、ゆずれない一線は、「人間は憎しみを分かつためではなく共生共苦の慈悲を分かつために生まれてきた」(ソフォクレス『アンチゴネー』)ことであると著者は…

真子さんと「週刊誌天皇制」からの逃亡

真子さんの問題は、「愛の逃避行」という側面もあるでしょうが、三島由紀夫の言う「週刊誌天皇制」からの皇族のニューヨークへの逃亡という側面もあるのではないでしょうか。「開かれすぎた皇室」は、1億円以上の大金を捨ててでも、逃亡したいところになって…

「軽い」宗教と接触の増大

資本主義が高度に発達した現代社会では、先進国を中心に、救済宗教が文化産業によって商品化され、それを消費するという形で宗教生活が営まれるようになっている、という「軽い」宗教論(山中弘氏が提唱)を、中島みゆき・椎名林檎・米津玄師の音楽を解説しな…