アンケート・カラフルになってきたたましい

私の授業をとっている学生たちに、「たましいはあるかもしれないと思いますか?もしあるとすれば、どんな色でどんな形ですか?」という記述式アンケートをとってみました。「あるかもしれない」という学生が多数派です。私の表現では、「神は死せどもたましい死せず」。無色透明は多かったのですが、白色は少なく、人によって色とりどりという回答も多かったです。柳田民俗学が言うような、「日本人の最初の私有財産である餅の形、白くて丸い」(『食物と心臓』、1932年)という回答は、ほぼ皆無でした。やはり、現代の学生の間では、柳田民俗学が言うような「餅の文化」は消滅し、代わりに「グローバルな新霊性文化」(いわゆるスピリチュアリティ)の影響が強くなっているようです。