2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

いじめ問題の根源

最近、いじめ問題に関して社会学者の内藤朝雄さんがよくテレビでコメントしています。1.学校への法と警察の導入、2.学級制度の解体、が彼の持論なのは知っていましたが、私も賛成です。ドゥルーズ流にいえば、「規律=訓練」(dicipline)社会から管理(cont…

サリヴァンと「同性同年輩者問題」

(前略)ちなみにサリヴァンの活躍したのは一九三〇年代から四〇年代で、今日有名なE・H・エリクソンより一時代前である。しかも、エリクソンがどちらかというと青年期後半に重点をおいたのに対して、サリヴァンの青年論の焦点は青年期前半にあった。青年期…

同性同年輩者関係

このノイローゼからわれわれが青年一般の心理学のために学ぶことは何か。「まえがき」にしるしたように、健康状態には顕れずとも病理状態においてはじめて顕わにされるところに注目して論をすすめるのが病理法であるが、この対人恐怖症では何が明らかにでき…

お休み

今日はお休みにしました。疲れていたようで、終日寝たり起きたりでした。

世代病としての浅い呼吸

私が昔調査した内観サークル系宗教運動のホテル合宿(大セミナー)でも、「現代人は呼吸法を知らない」と、「丹田呼吸」を練習させていました。1960年代以降に学校教育で「三角坐り」を教えられた人間にとって、「浅い呼吸」は「世代病」なのかもしれません…

46万アクセス到達

46万アクセスに到達しました。

上野千鶴子氏への内田樹氏の批判について

http://president.jp/articles/-/8536?page=2 より転載 「おひとりさま」は最期まで幸せといえるか 人類史上例外的な「幼児のままでいい社会」 だから、消費社会が「家族は解体されねばならない」と宣言したのは当然のことだった。夫も妻も子どもたちも、か…

昇華と妄想

妄想の類似現象は意外なところにある。またしてもサリヴァンであるが、彼は昇華と妄想とが近縁であると言っている。昇華によって、たとえば慈善事業に打ち込んでいると、他のことをしている人間は皆すべきことをしていない人間に見えて来て、自分の仕事に参…

精神科医は身体に注目しているか?

神田橋 人の痛みが自分の痛みになるわけがない。 浅見 そうそう、うさんくさいと思うのはそこですね。わかるわーとか言っているのを見ると、そんなのわかりっこないだろうよ、とか思ってしまいます。 神田橋 こういう常識的なことを心理学の教室じゃ教えない…

アンテナ感覚

精神科医の中井久夫さんがいう「S(統合失調症)親和者」のひとりである私が社会学を専門に選んだのは、大正解だったと思います。社会学だと、S親和者特有の敏感な「アンテナ感覚」が「社会学的センス」として評価されます。「こまめさ」が評価される語学や…

給料日

今日は給料日です。うれしいな。

サリヴァンの現代性

医師は、薬物を武器(あるいは防具)として患者に接することができる。これを点で患者と接するものだとすれば、看護者やケースワーカーは面で接するものである。そして、医学化あるいは生物学化した精神医学は彼らに与えるものを欠いている。サリヴァンの理…

新卒採用「男に都合良い解釈」

http://www.news-postseven.com/archives/20101030_4482.html より転載 新卒採用 女の方が優秀だが「男に都合良い解釈」で男採用増 20代では女性の所得が同年代の男性を上回ったというニュースが最近報じられたが、このほか、女性比率の高い企業は売上も伸び…

お休み

今日はお休みにしました。疲れていたようで、終日寝たり起きたりでした。

病理現象としての昇華

(熊田註;統合失調症を発する前過程として)もう一つの危険な方法は昇華であって、通常は望ましいとされるこの過程は、ほんとうは満足をもたらさないが社会的是認のもとで代理的満足を得る方法であり、しかも当人はこのことを知らない(昇華は必ず当人が気…

猫とおっぱい

ほぼ毎日、飼い猫に「授乳」しています。本当にミルクをあげているのではありません。冬だと、猫は私のカウチンセーターを口でくわえ、半目になって、夢中で前足でセーターをもみもみしています。ものの本によると、これは「甘えたい気分ニャ→ママだといいニ…

きゃりーの母娘関係

きゃりーぱみゅぱみゅ『Oh! My God! 原宿ガール』(ポプラ社、2011年)を読了。「レディ・ガガを尊敬している」ことにはなるほどと納得。 (前略)テレビでこの子を見てると、家庭に悩みがないことが画面から伝わってきますね。せっぱつまった感じがなくて、…

向精神薬への依存

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=2333388&from=home&position=1 より転載 <薬物依存>処方される向精神薬が2位に 薬物依存症の原因として、精神科の医療機関などで処方される向精神薬が急増し、シンナーなど有機溶剤を初めて上回ったこと…

発達障害と子どもの遊び

(前略)やはり子どもの遊びの貧困化が、発達障害の増加に大いに関係していると考えているんですね。昔なら遊びの中で自然に解消されていったような軽度の発達障害が、今はそのまま残ってしまっているのではないかと考えているんです。 (中略)そういう昔か…

フリーターでもニートでもない「SNEP」

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&id=2332728&from=home&position=3 より転載 フリーターでもニートでもない「SNEP」に注目集まる フリーターでもニートでもない、新しい概念「SNEP(スネップ)」が話題になっています。東京大学社会科学研究…

EBMと精神医療

エビデンスが出るとみんなやり始める。効いたっていう現場での事実をエビデンスに取ればいいのに(神田橋條治『発達障害は治りますか?』花風社、2010年、p24)。 *EBM(Evidence Based Medicine)という思想は、精神医療の現場を貧しくしていると思います。

美容院

今日は、美容院で髪を切りました。午後は、出校して事務仕事。

選択的退却症

選択的退却症というカテゴリーで、中学生の登校拒否から大学生の長期留年者、そして若いサラリーマンの脱サラ志向までをひっくくることを、かねがね(但しおそるおそる)私は提案しているのだが、果たしてあたっているであろうか。なおこのカテゴリーにあて…

きゃりーの「リブ魂」

先週の日曜日、TV番組『情熱大陸』で「きゃりーぱみゅぱみゅ」を特集していました。番組のラストで、ヨーロッパ公演中のきゃりーがベルギーの雑貨屋で選んで身につけたグッズは、「魔女のお面」でした。おそらくきゃりーはヨーロッパの魔女カルチャーとフェ…

クリニック

今日はクリニックに行って持病の薬を受け取りました。

村上春樹とスタン・ゲッツ

スタン・ゲッツのアルバム『アット・ストーリーヴィル1&2』を聴き直しました。村上春樹が『ポートレイト・イン・ジャズ』(文春文庫、2004年)で一押しにしていたアルバムです。私は村上春樹のジャズ評論は、彼の小説よりも信用しています。しかし、これが歴…

体罰ー軍隊から学校へー

http://digital.asahi.com/articles/TKY201302180413.html より転載 体罰、近代日本の遺物 「持たざる国」補う軍隊の精神論 ■片山杜秀(政治学者) 教師に体罰を受けた。東京の私立小学校。しつけは厳しい。私語するとひざを打たれる。耳を引っ張られる。痛…

「多忙」と「多彩」

心(忄)が亡くなりそうな「多忙」なときは、楽しみを増やして彩り豊かな「多彩」な毎日を送りましょう(伊藤克人『最新版 過敏性腸症候群の治し方がわかる本』主婦と生活社、2011年、p111)。

お休み

今日はお休みにしました。終日古いジャズを聴いていました。

エロス、女だって語りたい SNSが「本音」解放

http://digital.asahi.com/articles/TKY201302160179.html?ref=comkiji_redirect&ref=com_top_pickup より転載 エロス、女だって語りたい SNSが「本音」解放 【江戸川夏樹、佐藤美鈴】女性が「性」を真剣に見つめ始めている。タブー視される傾向にあった…