2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

心と体の境界

かつて、100年前には人間の心と体の境界は、今よりも低かったのではないでしょうか? 今でも、子供の心と体の境界は、大人よりも低いことがよく知られています。近代化が進行する以前の日本人の心と体の境界も、やはり今より低かったのではないでしょうか。心…

石原慎太郎と「男らしい」国家

女の意地というのはあまり聞かないし、女にも女なりの心意気というものはあるのだろうが、意地を構えての突っ張りはやはり男ならではのものだろう。傍から見れば何を馬鹿なと言われる所行はやはり男の世界の物事だろう。それで損をしても心の隅である納得が…

新渡戸稲造と牧口常三郎

私は、当時は弱小団体に過ぎなかった創価教育学会の牧口常三郎が官憲にマークされたのは、「新渡戸稲造に連なる平和思想の団体」と思われたからではないか、と予想しています。

ジェンダー論は実学

私の春学期の授業「ジェンダー論入門」における授業アンケートの自由記述欄から。 この授業は今までの自分を振り返ることが多かったなと思いました。そこからこの授業へ入り込めたから、分かりやすかったです。 新しいことを学べた、わかりやすかった。 これ…

天理教教祖と男性信者の妄想

最近知ったのですが、天理教教祖伝の異本のなかに、夫・善兵衛の浮気に際して、みきが「他の女子も好くような夫でよかった」と言ったという記述があり、男性信者のメイル・ファンタジーにはキリがないなあと思いました。

「手引き」と「ためし」

手引きというのは、まあ言うてみるなら、何も知らない子供が、目先のことにとらわれて、知らず識らずの間に危うい道に陥るのを、こちらの安心な道に来いと、手を引いてくださるようなもの、ためしというのは、親から安心の道を教えられたら、その通り実践し…

病と「手引き/ためし」ー天理教の事例からー

一六七 人救(たす)けたら 加見兵四郎(後の天理教東海大教会初代会長)は、明治一八年九月一日、当時一三才の長女きみが、突然、両眼がほとんど見えなくなり、同年一〇月七日から、兵四郎もまた目のお手入れを頂き、目が見えぬようになったので、十一月一…

日本の新宗教と「ダメでもともと医学」ー天理教の事例ー

日本の新宗教の中には、入信者をいきなり布教に出す、または昔はそうしていた、というタイプの教団があります。従来、こうした信仰指導は教勢の拡大を目指す教団エゴの表れとして語られてきました。私は、そうした姿勢に教団エゴの表れという側面があること…