心と体の境界

かつて、100年前には人間の心と体の境界は、今よりも低かったのではないでしょうか?

  今でも、子供の心と体の境界は、大人よりも低いことがよく知られています。近代化が進行する以前の日本人の心と体の境界も、やはり今より低かったのではないでしょうか。心因性転換性障害(昔でいうヒステリー)と思われる病気が、当時の新宗教には多く持ち込まれていた節があります。だからこそ、治療成績も現代人が想像するよりも、ずっと高かったのではないでしょうか。