ポストモダンの天理教

天理教教祖の活動は、心なおし・病気なおし・世なおしの三本柱からなっていたと思います。そのうち世なおしは、教祖の死後まもなく、国家神道体制に飲み込まれて消えました。病気なおしも、現在では近代医学に遠慮して、引っ込めています。現在では、心なおしだけの宗教になっている観があります。しかし、社会における格差が拡大し、また教団が「医者の手余り」の病気を治せる以上、ポストモダンが言われる今、教団活動のありかたを根本的に再考する必要があると思います。