「軽い」宗教と接触の増大

資本主義が高度に発達した現代社会では、先進国を中心に、救済宗教が文化産業によって商品化され、それを消費するという形で宗教生活が営まれるようになっている、という
「軽い」宗教論(山中弘氏が提唱)を、中島みゆき椎名林檎・米津玄師の音楽を解説しながら授業したら、リアクションペーパーで、「宗教が『軽く』なったことによって、宗教との接触はかえって増えているのではないか」という指摘を受けました。おそらくそうでしょう。宗教が衰退しているなどとは、言えないと思います。