「歌舞伎町の女王」と心理的葛藤

 「近代において母娘関係が抱えがちな心理的葛藤をデフォルメした曲」として、椎名林檎の「歌舞伎町の女王」を授業で聴かせて感想を訊いたら、宗教文化学科の学生は好き嫌いがほぼ半々だったのに対して、心理学科の女子学生は、ほぼ全員が「好き」でした。私の授業(ジェンダー論入門)を選択する学生の特徴もあるのでしょうが、やはり、心理学科の女子学生には「自己救済」のために勉強している人が多い気がします。