2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

拒食症の「治療」論争と中島みゆき

かつて、拒食症は、「女になるための病」だといわれたことがありました。「成熟拒否」、「男子羨望」という言葉も用いられていました。(中略)このため、拒食症が「治る」ということは、いったん拒絶された「女性性」を肯定することであり、それゆえにその…

ダメでもともと医学

こんなことは別に二重盲検して調べることではありません。私は、「証拠にもとづいた医学(EBM)」とともに、「ダメでもともと医学」というものがあってもいいと思うんですよ。「ダメもと医学」ですな。英語でどう言うのかわかりませんけれど、とにかくお金が…

牢名主・DV・虐待

「牢名主」はアルコール依存症の人が多いようにみえます。アルコール依存症の人の多くは病院の催しもので活躍したがるのですが、私は彼らを絶対にヒラにしてきました。彼らにはヒラを体験することが重要な治療的体験です。病院で権力をふるわせること(奉仕…

注射を怖がる男とは?

これは看護婦の業界ではよく知られていると思いますが、注射をむやみに怖がるのは、暴力団関係者と職業軍人と、たしか医者でした。これらは人を痛い目に合わせがちな職業(?)ですね。 南方軍総司令官の寺内元帥はシンガポールで梅毒にかかりましたが、当時…

昭和天皇の風呂嫌い

みなさんのところの患者さんはお風呂でリラックスしますか。緊張が続いている人は、患者であろうとなかろうと、風呂が嫌いな人がけっこう多いです。いちばん典型的なのは、病人とはいえないけれど、他ならぬ昭和天皇です。風邪をひいて二週間風呂に入らなく…

天理教教祖の侠気について

天理教の知識人信者であった諸井政一(1876年-1903年)が、天理教の女性教祖・中山みき(1798年-1887年)についての伝承を明治時代に記録した『正文遺韻抄』には、次のような伝承が記録されている。 教祖様がきかせられましたが、 『せかいには、ごろつきも…

人助けたら我が身たすかる

確か雑誌『すきっと』で、天理教信者でもある阪大医学部教授が、「ちょっと体調がすぐれないときには、人助けしてみなさい」とアドヴァイスしていました。医学的にも、一理ある意見だと思います。少なくとも、薬の副作用を含め、害はないでしょう。 「不安障…

生きるリアリティ

別にそういったボランティアに限らなくてもいいですけれども、実際に自分が役に立つようなことならばやりたいと思っている青年と、リストカットをする、あるいは無差別殺人をする青年というものは、同じものを求めているわけです。つまり、それは生きること…

学の継承とは

だが、見田さんに影響を受けたひとびとは、「根源的に考えること」という姿勢を学んだのだと思う。わたしの師匠は吉田民人さんだが、わたしは彼の研究テーマも学風も学ばなかったのに、「理論の博打打ち」としての姿勢だけは学んだ。師が何を言ったか、何を…

ミニトラウマの処理方法

古式カタルシス「護摩たき療法」 護摩たきとは、煩悩をあらわす護摩木を焼くことで、心の迷いを焼き尽くすことです。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の人は、まず、心的外傷(トラウマ)となったできごとを、できるだけくわしく紙に書き出します。この作業は…

お休み

今日はお休みにしました。

心直しということ

天理教では、日々の生活のなかで、放っておくと心に積もっていく「八つのほこり」(おしい・ほしい・にくい・かわいい・うらみ・はらだち・よく・こうまん)を払う心直しの教えを信仰の基本としています。女性教祖の中山みき(1798-1887)は、信者に「おやさ…

時事報道番組

日曜日はテレビで時事報道番組を視ます。

非定型うつ病の信仰治療について―マインドフルネス瞑想と禅宗―

愛知学院大学人間文化研究所紀要31号原稿(2016年9月刊行) <題名>「非定型うつ病の信仰治療について―マインドフルネス瞑想と禅宗―」 <著者>熊田一雄(文学部宗教文化学科准教授) <要旨> この論文では、非定型うつ病が坐禅によって治癒したという事例…

連休

今日は連休にしました。

お休み

今日はお休みにしました。

「脱親」ということ

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信田 でも、思春期前に気づけば、時間をかけて「脱親」を達成することができると思います。「やっぱり、うちの親はそうだったのか!」とはっきり意識する年齢が遅ければ遅いほど、「脱親」ってすごく大変ですよね。 東 脱親! 信田 「反親」として親を責める…

会議日

今日は会議日で、出校しました。