心直しということ

 天理教では、日々の生活のなかで、放っておくと心に積もっていく「八つのほこり」(おしい・ほしい・にくい・かわいい・うらみ・はらだち・よく・こうまん)を払う心直しの教えを信仰の基本としています。女性教祖の中山みき(1798-1887)は、信者に「おやさまは心にほこりがつかないのですか?」と問われて、「わしかて台所に立てば、それだけでほこりがつく」という意味の答えをしています。私のような凡夫の心がすぐほこりまみれになるのは、当然のことです。