2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

神経症と非行

しかし神経症と非行とは、精神科医が思っているほどは離れたものではなさそうです。成績がよいとか、家庭が精神科医と同じ程度の階層に属していると、神経症あるいは境界例の行動化、そうでないと非行というようにとらえられやすい。本来は神経症と非行は同…

時事報道番組

日曜日はテレビで時事報道番組を視ます。

日本で「中年童貞」が増加 その背景は

http://www.cnn.co.jp/fringe/35067033.html?ref=yj http://www.cnn.co.jp/fringe/35067033-2.html http://www.cnn.co.jp/fringe/35067033-3.html *「日本人男性は経済的に去勢された」という理由は、確かに大きいと思いますが、それだけではないでしょう。

音楽と心の余裕

今日は音楽を聴いてすごしました。音楽を楽しむにも、一定の「心の余裕」が必要なようです。

お休み

今日はお休みにしました。

境界例は拘束を嫌う

内面化のような機制に訴えることはできず、投影的同一視(熊田註;自分が怒ると相手が怒っているように認知すること)のような原始的機制が表に出る患者の治療に、精妙な言語的精神療法はありえない。おそらく、バリントが言ったように、大地や水のように、…

精神的に「落ち着く」ということ

私は心理療法を多少かじっているので、素人カウンセリングの怖さをズブの素人よりはよく知っており、学生に対してもカウンセリングはしません。しかし、学生にセルフヘルプ本を薦めることはあります。セルフヘルプ本がその学生に合っていた場合、「おかげさ…

ベッキーと川谷絵音

ベッキーと川谷絵音の「不倫」(?)がマスコミを賑わせています。テレビでは、ベッキーと「ゲスの極み乙女」のボーカルが不倫、と、ベッキーが主役扱いです。しかし、私の頭のなかでは、川谷絵音(「ゲスの極み乙女」の作詞・作曲・ボーカル)のほうが、ベ…

カリスマ性

自分ではあまり自覚していないのですが、私には一種のカリスマ性が多少あるようです。英語圏では“Sage”(賢者)とあだ名されていましたし、日本でも「ちょっとグル(師)みたい」と言われます。そういうキャラなのでしょう。

絵画療法のリスク

最後になったが、私が、これらの方法を三十年以上使い続けながら論文にしなかったのは、固有の怠惰と並んで特に教育界において濫用されることを恐れてのことである。家族にやってみることもすすめられない。医学の用具で危ないのはメスだけではない(中井久…

「男性不妊」のサポート

オトコの沽券問題なぜ起きる? http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=124138&from=popin る。家族にやってみることも *「女性だけでなく、男性の不妊症の方にも精神的サポートが必要である」という意見に賛成です。

BPDは「パーソナリティの障害」ではない

前節の概念の歴史に表れているように、この疾患をパーソナリティ障害に位置づけるのは、考え方の一つに過ぎません、特定の精神症状によって診断される一般の精神疾患という見方もまだ有力です。 境界性パーソナリティ障害をパーソナリティ障害と位置づけるに…

米カトリック週刊誌が同性愛カップルを「時の人」に

[SKJ]■世界キリスト教情報■第1302信より転載 【CJC=東京】米週刊紙『ナショナル・カトリック・レポーター』が、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(時の人)に同性愛カップルを選出した。選ばれたのはグレッグ・バーク氏とマイケル・デレオン氏で、2…

「こころのケア」とは何か

もちろん、「こころのケア」が」一般障害者を除外するというのは狭い見方であろう。しかし、「こころのケア」概念を通過した後に新たに見えてきた局面に立たねば意味がないだろう。すなわち―。 第一には、基本的に「こころのケア」概念は予防的であること、…

境界例治療の金銭的負担とセルフヘルプ

境界性パーソナリティ障害は、薬さえ飲めば簡単に治るという病気ではありません。専門医がおこなう治療の中心は、対話をしながら勧めていく精神療法です。 1回50分ほどの面接を週に1回程度継続していき、心のなかにある問題に気づき、それを上手に対処できる…

お小遣い制が日本のお父さんをダメにする?

お小遣い制が日本のお父さんをダメにする http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160104-00045669-jbpressz-bus_all http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160104-00045669-jbpressz-bus_all&p=2 *上野千鶴子さんが、日本の家父長制は「女装し…

男性の侠気とウィークネス・フォビア

小学校は一学年三組あった。三年生まで男女一緒で、四年生から男組、女組、男女組に分かれる。私は共学の男女組だったが、弱い者いじめは大嫌いで、女の子にも優しかった。なぜか。弱い者や女の子をいじめると、弱さやめめしさが感染するのではないかと恐れ…

境界例とアダルトチルドレン運動

境界性パーソナリティ障害の人は、回復のために役立つ情報を真剣に求めています。また、自力で回復することを目指す人も多くいます。このようなセルフヘルプの考え方は、回復にとってきわめて重要です。その理由は、この疾患に、症状や問題行動に対してもっ…

「男らしさ=出世」という規範

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00000015-mai-bus_all <男の育児>家庭より残業を選ぶ「男らしさ=出世」の規範 *まだまだそうだろうなあ、と思います。

上原ひろみの日

今日は、一日中ジャズ・ピアニストの上原ひろみさんのアルバムを聴いて過ごしました。ジャズメンに多い病的なところは微塵も感じさせないのに、これだけ聴かせるのは、よほど天性の音楽的才能が飛び抜けているのでしょう。

寝正月

今日は寝正月。昨日の読書疲れが残っています。

「思春期」が遅れてやってくる人が増えている

思春期は10代という常識が、最近は崩れかけているようです。子どもは、社会的な経験を積みながら自我を確立していきます。ところが近年、少子化で大人たちの管理のもとに育つことが多いことなどから、社会経験不足のまま育ってしまいます。自我が未熟なまま…

謹賀新年

新年度明けましておめでとうございます。 旧年中はお世話になり、ありがとうございました。 今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。