政治
石原慎太郎氏が小池百合子氏を「年増の厚化粧」ウンヌンと批判していましたが、そんなことをすれば、「オッサンたちに虐められながらひとり健気に頑張っている女」という小池氏の狙っている自己イメージを強化するだけ、ということがわからないのでしょう。…
私は学部生時代に舛添要一氏の少人数ゼミ「フランスの政治」を1年間受講しました。決して悪い人ではありませんでした。蓮實重彦元総長などが、本当のワルでした。 蓮實さんは、いくら格好いいことを言っても、悪人です。舛添氏は、政治学者としては「語学の…
舛添要一氏の記者会見を見ていて思ったことは、研究者時代に学んだ氏のフランス流エリート主義の発想が、東京都民の庶民感覚と決定的にずれているということ。さすがに、これはもう政治生命がもたないでしょう。
研究費で注文していた、話題の菅野完『日本会議の研究』(扶桑社新書、2016年)がようやく届いて、即日読了しました。「生長の家原理主義者」たちが日本会議を仕切っているとのことです。宗教研究者としては、生長の家の研究をもっと押し進める必要を感じま…
舛添要一氏の場合、苦学生時代に身につけた貧乏性と、ヨーロッパ留学時代に目にした、ヨーロッパの政治エリートが営む優雅な生活ー文化資本ーへの憧れとが相まって、今度のセコい公私混同になったのだと思います。あまり同情する気にはなれません。
舛添氏に関するマスメディアによる報道が見落としていることのひとつは、彼がENA(フランス国立行政学院)に留学していた経験があり、フランス式のエリート主義政治教育に強く影響を受けているということです。もちろん、持ち前の性格も関係しているでしょう…
私は、19時30分のNHKクローズアップ現代は、なるべく視るようにしてきました。今度、番組改編で22時からになるそうですが、そうすると報道ステーションは視られなくなります。ひょっとすると、それが改編の隠れた狙いのひとつなのかもしれません。
名古屋は、トヨタの労組がある関係で民主王国だし、私の属する名古屋二区は、非・自民の次世代エースである古川元久氏の地盤だから、死票にはならないけれども、全国では自公与党が楽勝なんだろうなあ((T_T))。
民主党の海江田代表は、冴えない人だなあ、と思っていました。しかし、今日TVのニュースで、「今回の衆議院解散は『アベノミクス』解散ではなく『アベのリスク隠し』解散だと演説しているのを視ました。これは、上手いことを言うなあ、と思います。マスメデ…
「日本を取り戻す」と宣言している安部晋三氏とその「お友だち」たちは、集団自衛権行使を認めれば、アメリカと対等になれる、と思っているフシがあります。近代を通じて、国力に差がありすぎて、日本がアメリカと対等であったことなど一度もないし、集団自…
東西冷戦の時代、対米交渉において、自民党が「社会党カード」をうまく使っていたことは、周知の通りです(「アメリカさん、そんな無茶をおっしゃいますと、次の総選挙では社会党が勝って、日本はソ連陣営に寝返りますぜ」)。現代の対米交渉においても、自…
ミズーリ号の左舷中央構造物に迫る特攻隊の写真がある。凄絶である。なにゆえの特攻だったか。吉田満の『戦艦大和ノ最期』で士官の議論をまとめた臼淵大尉は「新生日本にさきがけて散る。本望じゃないか」という。日本は敗北して一から出直すしかないところ…
逆にいえば無名の人までが酔った時が危機であった。それは、歴史をふりかえると、マスコミにあおられて、日露戦争直後の日比谷の焼き打ちに始まり「排英運動」「暴支膺懲」に続く。子どもの雑誌絵本の類いが真っ先に軍国主義化したことも忘れないでおこう。 …
「首相が若くして貴公子然として未知数で名門の出で、父親が有名な政治家でありながら志を得ないで早世している点では近衛文麿を思わせるかな。しかし、近衛のように、性格は弱いのにタカ派を気取り、大言壮語して日本を深みに引きずり込むようなことはしな…
JMM [Japan Mail Media] No.669 Saturday Edition(2012年1月7日号)より転載 ミット・ロムニー候補は穏健派と言われながらも、保守州のアイオワ党員集会を制したことで、共和党の大統領候補として有利なポジションに立ちました。来週火曜日(10日)のニュ…
大衆迎合的な「公務員バッシング」を展開していた「みんなの党」の大躍進を見ると、次の政界大再編は、「大きな政府か小さな政府か」が対立軸になりそうです。
『鳩山内閣メールマガジン 創刊準備号』(2009年10月1日刊行)より転載 私たちは、この国の政治を、国民の皆様のものに取り戻すべく、根本から 変えていきます。国民の皆様と心を接している政治家が、皆様の声を直接、 国政に反映させる「政治主導」、すなわ…
1994年4月25日、当時政権与党の立場にあった小沢一郎・新生党代表幹事(当時・現・民主党幹事長)が「どの女と寝ようが勝手じゃないか」と記者相手に軽口を叩き、これを翌日の朝日新聞が報道して、「女性差別ではないか」と大騒ぎになりました。しかし、私は…
衆議院議員の河野太郎さんのメルマガを転載します。 日本には、「政治家はとにかく官僚は信用できる」と思っている人がまだまだいると思いますが、実態はこの程度です。 ごまめの歯ぎしり メールマガジン版 衆議院議員河野太郎の国会日記 ==================…