公明党カード

 東西冷戦の時代、対米交渉において、自民党が「社会党カード」をうまく使っていたことは、周知の通りです(「アメリカさん、そんな無茶をおっしゃいますと、次の総選挙では社会党が勝って、日本はソ連陣営に寝返りますぜ」)。現代の対米交渉においても、自民党は「公明党カード」をうまく使えないでしょうか(「アメリカさん、軍事協力したいのはやまやまですが、公明党が反対します。公明党に連立離脱されたら、政権を維持できません」)。安部晋三氏は単細胞だから、こういう戦略的思考ができないのかもしれません。