2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

授業終了

今日で、2009年度の授業をすべて終了しました。あとは、期末試験と卒論の口頭試問を残すのみです。

休日

今日は、休日にしました。BGMは、DPLGの『ストリュクチュール・エ・プウォワール』。

ゲリオン化する身体(1)

さっき私申しましたのは、あれは一端ですけど、女性のほうは思春期を通過得する時ステレオタイプな女性の像を描きますね。男性はあれ描けないですね。描くものがない。せいぜい武器ですね。やっぱりあの時期に男性の身体というのはウォリアー、戦士として再…

オトウサンデスカ?

先日、ゼミコンのために学生たち(男女一人ずつ)と一緒に待ち合わせていたときに、外国人の物売りから、「オトウサンニ、ムスコサンニ、ムスメサンデスカ?」と話しかけられました。もうそんな年と外見になったんだなあ、と感慨深いものがありました。

境界のRINNEー若者の死生観

高橋留美子のマンガ『境界のRINNE1・2』(小学館、2009年)を読了。「死神少年×霊感少女の放課後レクイエムコメディー」(帯から)で、『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』に少しも劣らない面白さです。仏教的な輪廻転生と西欧のスピリチ…

メランコリー/男らしさ/嗜癖

恥は、自分はできそこないだというつらい感情がうっ積したものです。自分のことを、不完全、不十分、あるいは「劣っている」と思うとき、私たちは恥を体験します。恥を別の言葉で言い表すと、自分のことをバカ、愚か、醜い、汚い、きずもの、欠陥品などと思…

犯罪への「踏み越え」

*犯罪への「踏み越え」をやさしくする条件 (1)「踏み越え」に対する倫理的障壁が低くなっていること。 (2)尊敬できる家族、先人、友人などが存在するか否か。 (3)問題解決への選択肢が少ないこと。イメージ化がうまくできないこと。 (4)侵犯が…

精神科治療の覚書

中井久夫さんの『精神科治療の覚書』(日本評論社、1982年)を読了しました。読み継がれているだけあって、いい本です。

連休

正月に勉強した疲れがたまっていたようなので、連休にしました。私は、オンとオフの切り替えが苦手なタイプです。これは、頭脳労働に従事している人間の共通の課題でもありますが。

せっかく

今日は休日にしました。BGMは、エレクトリック・マイルス。 ー「治るということは、病気にならない前に戻るということではないと思っています。病気になる前には、いつまた病気になるか分からない弱いところが、何かわかりませんけれども、あったという気が…

ゼミコン

昨夜は、名古屋駅近くで4年生のゼミコンに参加しました。今朝の1限は遅刻してしまい、冷や汗ものでした。

SSRI治療見直しの動き

mixiニュースより転載 『読売新聞』1月6日号 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&id=1069146 うつ病患者が100万人を超え、この10年間で2・4倍に急増している。不況などの影響はもちろん だが、新規抗うつ薬の登場との関係を指摘する声も強…

休日

元旦も勉強していたので(貧乏性です)、今日は休日にしました。BGMは、エレクトリック・マイルス。明日から出校です。

「踏み越え」と「暴力のアート」

「踏み越え」(transgression)とは、「広く思考や情動を実行に移すこと」であり、「踏みとどまり」(holding-on)の反対語です(中井久夫『徴候・記憶・外傷』みすず書房、2004年;pp.304-328)。「踏み越え/踏みとどまり」という概念と「踏み越え」ないた…

性別二元制の脱構築

ー「男は女の奇形であり、女は男の奇形である」(ディドロ『ダランベールの夢』) 近代の性別二元制を脱構築するいい表現だと思います。

感謝して生きる/ために生きる

精神科医の神谷美恵子さんがどこかで、精神病患者の妄想がたいてい「○○のために」という形をとることを指摘して、「人間はよほど何かのために生きることが好きな動物らしい」と述べていました。しかし、私が思うに「感謝して生きる」ことの方が、「何かのた…

「アバター」世界的大ヒットの政治的意味

Japan Mail Medeia No.564 Saturday Edition 『from 911/USAレポート』第439回「2010年、オバマの時代は始まるのか?」 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)より転載 その意味で、ジム・キャメロン監督が200ミリオン以上の経費を…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。 思うところがあって年賀状は出さない主義ですので、ブログで失礼をいたします。 名古屋は雪景色の元旦です。