境界のRINNEー若者の死生観

 高橋留美子のマンガ『境界のRINNE1・2』(小学館、2009年)を読了。「死神少年×霊感少女の放課後レクイエムコメディー」(帯から)で、『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』に少しも劣らない面白さです。仏教的な輪廻転生と西欧のスピリチュアリズムが習合した死生観もよくできています。「死」までもギャグにするとは、高橋留美子はものすごい才能の持ち主だと思います。