非定型うつ病と瞑想

 非定型うつ病の人は、感情の浮き沈みに振り回されがちです。
 瞑想は、まず体の緊張をとくことによって心の緊張もとき、「今ここでのありのまま」の自分の感情や感覚に気づくことからスタートします。自分の感情と行動の関係や、自分と周囲との関係を客観視することで、自分が本来おこなうべき行動を発見することができるのです。
 瞑想は、認知行動療法に取り入れられており、米国でも、心の病の治療に効果があると報告されています。非定型うつ病の人では、薬を使わず瞑想だけで症状が改善した人もいます(貝谷久宣(監修)『非定型うつ病のことがよくわかる本』講談社、2008年、p82)。


*座禅が非定型うつ病に治療効果を示すことはありそうです。