「何が原因か」よりも「どう治すか」が重要

 病気の原因のほとんどは過去にあります。ですから原因をつきとめたところで、時間を巻き戻して、もう一度やり直すわけにはいきません。親を責めるなど、かえって苦しみを増すような言動に向かう可能性もあります。
 原因は、知識として心にとどめる程度にしておき、あまり過去を振り返らず、現在の心の問題をどう解決すればいいかに目を向けましょう(市橋秀夫(監修)『境界性パーソナリティ障害は治せる!』大和出版、2013年、p56)。


アダルトチルドレン業界でいう「被害者権力」の問題を想起させます。