境界性パーソナリティ障害

 境界性パーソナリティ障害は、他の精神疾患よりも回復に時間がかかるという性質があります。それは、この疾患が長く続いた「習慣」や「癖」に似たところがあるからです。この障害の特徴を修正するためには、長く努力を続けることが必要になるのです(林直樹「解題」タミ・グリーン『自分でできる境界性パーソナリティ障害の治療ーDSMー4に沿った生活の知恵ー』誠信書房、2012年、p116)。


*「努力すれば改善する」というのは、希望のメッセージだと思います。