「理解以前の信」の重要性ー生長の家の実相円満完全行ー

 新宗教生長の家」の「実相円満完全行」以降、心理療法的要素を心直し(性格改善)に取り入れた日本の新宗教では、どこでも「自分の内なる神性(仏性)」を信じることの重要性を強調しています。例えば、白光真宏会GLA系諸教団がそうです。これは、精神科医中井久夫氏のいう「『信なき理解』の破壊性」を、こうした教団が経験的によく知っているからでしょう。(心理学的・精神医学的知識に基づく)理解は、宗教的な(自己の内なる神性(仏性)に対する)「信」を前提としていなければ、破壊的なだけなのでしょう。