2014-03-20から1日間の記事一覧

サリヴァンの統合失調症論と宗教

(前略)さらにサリヴァンのself system概念は、「非自己」と認知した知覚、認知、表象、概念、観念等々の心理的アイテムを絶えずawareness(意識、覚知性)から外に汲み出し(解離し)、「自己」と認知したものを保存するシステムであって、この維持には絶…

「徴候」の武道としての合気道

逆に、名ボクサーの試合をみれば、彼はたえず「精妙にゆらいで」いる。このゆらぎなしには、思わぬ方向からの打撃に対処することはできない。さらに、モハメド・アリのビデオを見れば、相手がまだ運動を起こしていないうちに彼はジャブを開始しているとのこ…

「余裕の文化」としてのおやじギャグ

テストは乱数発生テストといい、できるだけデタラメに一から一〇までの数を唱えて下さい、と告げ、百回まで唱えさせて、そのデタラメ性をコンピューターで段階づける。これは(私のコメントが原論文に引用されているが)私からみれば心理的余裕の一種の尺度…