辞世の歌

 「お前は死ぬ死ぬと言いながら、いっこうに死なないじゃないか?」
 「それでも死ぬんだ。いま言ったこのことばが、わたしの辞世の歌だ。歌の長い奴もいれば、歌の短いのもいる。でも、その差はいつも二言、三言でしかなんいだ。」(フランツ・カフカ『夢・アフォリズム・詩』平凡社ライブラリー、1996年、pp.237-238)。


*「普通の文章/辞世の歌」という二分法の脱構築です。