兵士への道と国家の廃絶

(前略)けっきょく真の核廃絶は国家の廃絶以外にありえないような気がする。あまり希望は持てないね。兵士への道のほうが、国家の廃絶よりずっと理解しやすいプログラムだからな(安部公房『死に急ぐ鯨たち』新潮文庫、1991年、pp141-142)。