名古屋における女子学生の殺人事件について

 『週刊新潮』が、未成年の女子学生による殺人事件について、加害者の実名と顔写真を公表したそうです。もちろん精神鑑定の結果を待たなければなりませんが、加害者はおそらく「自閉症スペクトラム」(広汎性発達障害アスペルガー症候群)の患者でしょう。もしそうだと仮定しての話ですが、精神科医高岡健氏が指摘するように、「発達障害は少年事件を引き起こさない」。患者を取り巻く「関係の貧困」が犯罪を生むのです。また、精神科医神田橋條治氏が指摘するように、「発達障害者は発達する」。未成年の加害者が更正する可能性は充分あります。
 青少年の人権を蹂躙する『週刊新潮』に対して、怒りを覚えます。


http://breaking-news.jp/2015/01/27/016598 より引用
 「死にたい」とは思わないけど「死んでみたい」とは考える。「殺したい」人はいないけど「殺してみたい」人は沢山いる。


Twitterのこの書き込みから判断すれば、加害者は知能は高いのだと思います。


 もし週刊誌の報道を信じるならば、加害者の高校生時代に同級生男子がタリウム(毒薬)中毒を疑われた時点で警察が徹底捜査していれば、加害者は補導されて医療少年院に送られ、今回のような殺人事件にまで至ることはなかったでしょう。警察がたいへん多忙であることには同情しますが、今回の殺人事件では警察も責任の一端を担っていると思います。