精神病的苦悩を宗教は救済しうるか

中井久夫「精神病的苦悩を宗教は救済しうるか」(『世に棲む患者』ちくま学芸文庫、2011年所収、初出1989年)
1.精神科医の立場から
2.宗教と精神医療のかかわり
3.この世に「馴染み」をもてない統合失調症患者
4.病気との共存はありうるか
5.「妄想」にどう対処していくか
6.こころの平衡が破れるとき
7.治療者があるかなきかの存在となるとき
8.触媒としての精神医療者