ポジティブ心理学批判

本の紹介です。

カバナス&イルーズ『ハッピークラシーー「幸せ」願望に支配される日常』みすず書房、2022年

メディアや市場に「幸せ」言説が溢れるようになったのは、ポジティブ心理学の影響が大きい。それは「幸せの科学」であるとされてきた。レジリエントでポジティブな最高の自分。そのために売り込まれる、自己啓発コーチング、感情商品(エモディティ)。新自由主義経済と自己責任社会を密かに支える「幸せ」ビジネスに、心理学者と社会学者が取り組んだ先駆的研究。

お勧めです。