金光教と転換性障害
http://www.konkokyo.or.jp/undou/aiyokakeyo/movement/movement.htmlより転載
私たちが普段は当たり前のように思っていることでも、当たり前でないことに気づかされ、あらためて神様とのつながりを感じるきっかけに、病気や事故があります。
ある主婦の方が、突然、嗅覚を失いました。トーストやみそ汁など、その家それぞれにある朝の香り、洗濯をするときの洗剤や太陽の光をいっぱい吸った洗濯物や布団の香りをはじめ、普段はいやなにおいと思っていたゴミやトイレのにおいまで、すべて失ったのです。
ある日、突然、においが戻ってきたとき、うれしくて、ゴミ捨ての中の腐ったにおいやトイレのにおいまで、かぎたくてしようがありませんでした。そして、無性に涙が出て止まらなかった、といいます。
*100年前、フロイトの精神分析も「ヒステリー研究」から始まっています。天理教の場合と同様、金光教の場合でも、現代の精神医学でいう転換性障害(昔でいうヒステリー)ー現代でも薬物療法が効かず、治療法は、環境調整と心理療法しかないーが治癒したことが、信仰を深めるきっかけになったことは多いのではないでしょうか。