日本人のアニミズム

 アニミズムは日本人一般の身体に染みついているらしい。イスラエルと日本の合同考古学調査隊が大量の不要な遺骨を運び出す羽目になった時、その作業をした日本隊員は翌日こぞって発熱したが、イスラエル隊員は別に何ともなかったそうである(中井久夫「日本人の宗教」『記憶の肖像』みすず書房、1992年(初出1985年)、p41)。


宮崎駿のアニメに見られるアニミズムも、こうした「日本人一般の身体に染みついたもの」なのでしょう。