家入レオの『Last Stage』についてー女性の「貧困」とは?ー

 シングルカットはされていませんが、アルバム『LEO』所収の楽曲『Last Stage』には、彼女の社会観がよく表れていると思います。


「『Last Stage』の歌詞」
http://utaten.com/lyric/jb71111177


http://www.oricon.co.jp/music/interview/page/266/ より転載
(前略)「Last Stage」、「Say Goodbye」は14歳の時に書いた曲で、一番ヒリヒリしていた時期だから、そういう部分がメロディーラインにも表れてるなぁと自分でも思います。「Last Stage」を書いた時期は学校で本当にうまくいっていなくて、真実の自分を見せたら嫌われちゃうと思っていた時期なんです。すごく敏感になっていて、夜も眠れなくて。そんな時にテレビをつけたら“派遣切り”の特集をやっていて。テレビのなかの人が「私は派遣社員だから誰でもできる仕事をしていて、ちょっとでもミスをしたらすぐにやめさせられちゃうし、私の存在ってなに?」と泣きながら訴えていて。それを見て私と同じだと思ってすごく怖くなったし、同時に「悲しいよね、苦しいよね。だから負けないで!」っていう気持ちが湧いてきたんです。(後略)