日本の宗教と「斜めの関係」ー不登校・ひきこもりを再考するー

 この春休みに書く論文は、「日本の宗教と『斜めの関係』ー不登校・ひきこもりを再考するー」に決定しました(私は、年に最低でも2本、修論レベルの論文を書くことをノルマにしています)。不登校・ひきこもりが「治った/治した」という話は、大学の宗教学科に勤務しているとよく聞きますが、それは日本の宗教者が児童精神科医高岡健さんのいう(世俗的に偉くない)「無用者」であり、若者と「タテの命令関係」でも「ヨコの競争関係」でもない「斜めの関係」を結びやすいからだと思います。