2015-03-31から1日間の記事一覧

不登校擁護論への疑問

不登校に対して、「学校にいかないのは悪いことではない」という発言がときどきあります。しかし、不登校は学校という社会への不適応であり、強制的な登校刺激は論外としても、何らかのゆるやかな対応は必要です。不登校になっている子どもたちに聞いてみる…

「障害された人格」とつきあう看護

看護が接するのは、極端にいえば何病であろうと「障害された人格」という面が主である。ただどのような人間についても、その「深いところでのまともさ」を感じないで「異常」をあげつらうことは間違っていると思う(中井久夫「人格障害」『看護のための精神…

心地とゆとり

今年度最後の休日。ジャズを聴いて憩いました。精神科医の中井久夫さんが、薬の「飲み心地」の大切さということに関連して、ものの味がわかるということは、心にゆとりができたということだ、という意味のことを書いていました。音楽の「聴き心地」について…