雅子妃の「適応障害」
日本で認知行動療法が欧米ほどには注目されない最大の理由は、「適応障害」(「不安障害」の一種)に苦しむ雅子妃が、7年以上認知行動療法を受け続けても快癒しないことにあると思います。雅子妃に必要なのは、「聴きだすけ」をしてくれる女性の精神科医なのかもしれません。
「不安障害の信仰治療ー天理教の事例からー」
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20110907/p1
「『聴きだすけ』ということ」
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20110416/p2
「助け合う人間関係」があって「何でも話せる友だち」がいれば、そう簡単には精神疾患にならないと思います。美智子皇后には、精神科医の神谷美恵子さんという強力な相談役がついていました。雅子妃に必要なのは、美智子皇后にとっての神谷美恵子さんのような存在でしょう。現在、雅子妃の主治医は、日本における認知行動療法の権威と目される大野裕さん(元慶応大学教授)ですが、男性では、「何でも話せる」関係にはなりにくいと思います。