戸田城聖氏とアルコール問題

創価学会二代会長・戸田城聖さんや戸田さんの友人だった元・宗教学会会長・小口偉一さんが、「アルコール依存症」であったか、という問題について。
戸田城聖さんが、たいへんな酒好きであったのは確実です。

http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20090308

 単なる酒好きとアルコール依存症の区別は難しいのですが、「健康を害しているのを知りながら酒を止められないなら、それは依存症」という考え方もあると聞いています。戸田さんの場合、肝硬変からくる急性心衰弱によって58歳で若死になさっているから、その意味では「依存症」ということになります。

 私が戸田さんのアルコール問題を取り上げたのは、決して創価学会を貶めようという意図に基づいてのことではありません。創価学会は、良くも悪くも「近代日本の宗教」だと思いますが、戸田さんが「近代の日本人男性(「日本男児」)として周囲に期待され本人もそう生きたことと、戸田さんのアルコール問題は密接な関係にあると思うのです。「日本の男性宗教者にとって近代とは何だったのか?」という問題を考えるための例として、戸田さんのアルコール問題を取り上げたのです。