「お大切に」と天理教の「元の理」

現代日本では、キリスト教のLOVEは「愛」と訳されるのが普通ですが、かつてのキリシタンは、「お大切に」と訳していました。個人的には、その方がキリスト教の精神を伝えていると思います。翻って、天理教創世神話である「元の理」では、「人間が陽気ぐらしをするのを見て共に楽しむ」ことを目的として、親神が心を込めて人間を創造し、「十全の守護」で日々人間を守っていることが記されています。まさしく、親神はひとりひとりの人間を「お大切に」しているのです。