独裁者と猜疑心

 一般に独裁者が周囲に猜疑的になるのは枚挙にいとまがない。これは、独裁者という状況によるものか、独裁者になる人はもともと猜疑的になりやすい人なのか、わからない。しかし、多くの人間の犠牲をものともせず、周囲が彼の関係妄想のままに従うことが普通である(中井久夫「医療における合意と強制」『世に棲む患者』ちくま学芸文庫、2011年(原文1988年)、p288)。

プーチン氏にもぴったり当てはまりそうです。