宗教家のボディーガード

 「宗教的平和VS暴力」という二分法を脱構築する最も簡単な方法は、宗教家のボディーガードに注目することです。かつては、天理教教祖・中山みきのボディーガード、悔い改めた元ヤクザの大親分・平野楢造や、大本の教祖・出口王仁三郎のボディーガードにして 後に合気道の開祖となった植芝盛平のように、味のある人物が多かったと思います。しかるに、オウム真理教の麻原のボディーガード、「人語を解するドーベルマン」こと新実智光には、「むき出しの暴力」しか感じられません。