パレスティナ紛争と「男らしさ」
四つの図をとおして「戦争の巣」とでも呼ぶべき地域がある。南アフリカ、バルカン、パレスティナ、アフガニスタン、インドネシア半島である。(中略)
これらの地域においては頻繁な戦闘の間に「徹底的に闘う戦争文化」とでもいうべき男性社会の伝統が生じる傾向があって、悪循環を生んできた(中井久夫「一九九〇年の世界を考える」『隣の病い』ちくま学芸文庫、2010年(初出1992年)、pp.186-187)。
*最近のパレスティナ紛争を見るにつけても、「男らしさ」の文化の病理は根が深いな、と思います。子ども達にマンガ=アニメ『ケロロ軍曹』が人気のある現代日本は、つくづく恵まれています。
ケロロ平和主義
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20071209/p1
*決してイスラエルの「自衛のための戦争」と称しているものを擁護しているのではありません。念のため。