松井秀喜選手の受けた「躾」

Wikipedia松井秀喜」より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%BA%95%E7%A7%80%E5%96%9C より引用


「子供も大人と同じように一人前に扱う」という両親の教育方針から、「ひでさん」と呼ばれて育てられた。小学3年生の時に父から贈られた「努力できることが才能である」という言葉を大切にしており、父がその言葉を筆で書いた紙を長く、勉強机の前に張っていたという。試合や練習、取材の対応からプライベートの過ごし方に至るまで、グラウンド外でも若手の手本となる選手である。松井ほど人間的に素晴らしい選手はいないとも言われる。
(中略)
本人いわく「他人の悪口を言わない」ということが松井の信条の一つである。中学2年生時の家族との夕食の際、松井が何気なく友人の悪口を言ったところ、父が箸をおいて「他人の悪口を言うような醜いことはするな。ここで二度とそんなことはしない、と約束しなさい」と注意した。松井は「父との約束ですから、あれ以来他人の悪口を言ったことはありません」と語った。父の昌雄は宗教法人の司教であるが、「宗教は人から強制されて信仰するものではない」という考えから息子に宗教的なことは一切教えなかったため、松井自身は信者ではない。しかし、祈ることは幼いころから習慣になっており、精神を安定させることは自然にできるようになったという。
グラブやスパイクなど、野球用具をとても大事に扱っている。特にグラブは毎日磨いており、松井本人は、「野球を始めたときからずっとしています」と話している。ジョー・トーリも、「彼ほど道具に対してリスペクトを持っている選手は見たことがない」といい、松井の人間性を高く評価している。道具を大切にする姿勢については、“道具を大切にしなさい”という子どもの頃の教えを忠実に守っており、グラブ磨きは「僕の野球の原点」だと語っている。また、「一本のバット、一つのグラブは、いろいろな人の苦労によって出来上がっている」ことを強く意識しており、用具作りに携わった人々への感謝の気持ちを常に抱いている。
本業の野球以外にもCM撮影やTV出演など激務にもかかわらず、練習後にファンにサインをねだられても断らず、記者への対応も丁寧である。こうした振る舞いから、2005年度の小学校、2006年度の中学校の道徳副読本に登場、甲子園で5連続敬遠四球を受けた時の対応など、「誠実さ」「明朗さ」が取り上げられた。


*安倍首相の「教育再生会議」のメンバーたちに聞かせたい話です。