高岡健さんの発達障害論

 今日は、午前中に歯科医を受診して、午後は事務処理のために出校しました。児童精神科医高岡健さんが書いた『やさしい発達障害論』(批評社、2007年)を読了しました。好著です。


 昨今は、「発達強迫」あるいは「コミュニケーション強迫」とでもいうべき動向が、一部で猛威をふるい始めています。苦手さの克服のみが正しく、空気を読むことだけが善であるかのような風潮です。こうした風潮に支配された文明は、必ず文化を喪失させる結果に終わるでしょう(同上、p5)。