草食男子叩き

 自称「フェミニズムの理解者」(実は保守オヤジ)のマスコミ精神科医斎藤環さんが、「草食男子叩き」を始めました。石原慎太郎さんを絶賛している人だけに、「やっぱりね」と思います。


 この本(熊田註;村山由佳『ダブル・ファンタジー文藝春秋、2009年)を読もうとする男性はまだいい。問題は手に取ろうとも思わない「草食系男子」です。20代前後の男性に保守化が進んでいるのを痛感します。ネット上で、相手が処女じゃないと嫌だという「処女厨」(厨とは幼稚な言動をする人への蔑称)が大量発生している(『サンデー毎日』2010年9月5日号、p.147)。


 私は、「20代前後の男性に保守化が進んでいる」という実証的根拠を知りません。