キモいヘンタイを応援します

 これまでの日記を読んでいただければわかるように、私は「男らしくない男/女らしくない女」に惹きつけられます。「男らしくない男」としては、ジャンヌ・ダルクを崇拝していた新渡戸稲造や、女装を好んだ出口王仁三郎に惹かれます。「女らしくない女」としては、中山みきや北村さよのような女傑、「女頭目」タイプに惹かれます。私自身が、現代日本の性別二元制(人間を男性か女性かに振り分ける仕組み)に違和感をもっているからでしょう。欧米では、「男の中の男」のイメージ(覇権的男性性)からはずれた「男らしくない男」は「女々しい」と差別されるようですが、キリスト教文化圏の欧米社会(アダムとイヴの話を信じている人たち)ほどには性別二元制が強固でない現代の日本社会では、「男らしくない男」は、「キモい」と呼ばれて差別されることが多いように思います。私は、キモいヘンタイたちを応援します。