牧口常三郎と時代の制約

 牧口常三郎は「最低限の道徳」として教育勅語天皇への忠義を認めているのですから、「時代の制約を超越した」とまではいえないと思います。「軍閥共産党は日本を滅ぼす」と主張した新渡戸稲造とその親友の牧口常三郎は、「天皇=幕府/官憲=旗本奴/自分=侠客(幡随院長兵衛)」と感じていたのではないかと思います。また、創価学会も認めているように、牧口が「戦争反対」を発言したり文章にしたりした記録はありません。