おんな・いのち・よそもの

日本の1970年代以降の第二波フェミニズムは、思想的には「80年代生命主義」の一種と見ることもできます。しかし、田中美津さんの著作『この星は、私の星じゃない』(2019)はその「よそもの」感覚(異邦人感覚)によって、むしろグノーシス主義に近いと思います。