生長の家と白光真宏会

 新宗教教団「生長の家」の海外支部は、新興国に広がっていますが、生長の家の分派といっていい白光真宏会の海外支部は、先進国にしかありません。白光真宏会による、「悪の不在の思想は庶民を偽善者にする」「宗教的才能のないものは、『悪は実在するが消えていく』と考えた方がよい」という生長の家批判は、やはり「社会の個人化」が進行し、心に余裕がある先進国の人々による批判なのでしょう(島薗先生による批判も含めて)。日本でも、白光真宏会の信者の所属階級は、平均的には生長の家の信者より上でしょう。