フェミニズムとシリアル・キラー

 フェミニズムシリアル・キラーといえば、なんと言ってもアメリカのアイリーン・ウォーノス元死刑囚が想起されます。


Wikipedia「アイリーン・ウォーノス」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%B9


 アイリーンは、リドリー・スコット監督のロードムービーテルマ&ルイーズ』(1991年)の元ネタになりました。この映画は、「90年代の女性版」アメリカン・ニュー・シネマとも評される佳作です。私も好きな映画のひとつです。
 私のゼミに所属する学生で、「C判定でいいから(宗教文化学科のため)、どうしてもシリアル・キラーで卒論を書きたい」という女子がいます。「腐女子」が「準フェミニスト」(拙著『男らしさという病?』参照)なのと同じ意味で、その女子学生も準フェミニストなのかもしれません。今度、その女子学生に上野・信田・北原『毒婦たちー東電OLから木嶋佳苗のあいだー』(河出書房新社、2013年)を読ませてみようと思います。