女子学生の村上春樹評

(前略)村上春樹の小説を少し読んだのですが、イライラしてきて読む気になれず、嫌悪感がはんぱなかったのですが、その理由が反フェミニストで男性優位があたり前だと思っている、一方的さが、嫌いなのだなとハッキリわかって少ししっくりしました。けれど、男女平等や女性の社会進出をうたっている日本や欧米でなんで男性優位の思想をもっている村上春樹のそれがモロに出てる小説(熊田註;おそらく授業で取り上げた『ノルウェイの森』のこと)があんなに人気なのかわかりません。世の中かなり矛盾しているなと思いました(私のジェンダー研究の授業における女子学生の小レポートより)。


村上春樹の女性観は「聖母か娼婦か魔性のレズビアンか」だ、と教えたことを受けてのレポートです。心強いです。