「変身」または「愛と食欲」の物語

 西岡兄妹カフカ』(ヴィレッジブックス、2010年)を読了。カフカ文学のマンガ化としては上出来で、お勧めです。「変身」を、(グレーゴルの妹)グレーテを隠れた主人公とする「愛と食欲」の物語として読み解いていたのは新鮮でした。