生き延びるための思想?

 上野千鶴子さんの提唱する「生き延びるための思想」なんて、北朝鮮が日本に軍事攻撃してきたらさっさとアメリカにでも亡命できる「エリート知識人の思想」にすぎないと思います。「フツーの人」は、自衛隊に守って貰うか、場合によっては自らも武器を手にするしかないでしょう。たとえ上野さんが、全共闘運動で機動隊に投石する際に「当たるな」と思っていたとしても、上野さんが「投石した」という事実にかわりはありません。戦中派の佐藤忠男は、『草の根軍国主義』(平凡社、2007年)において、戦争中「(国民の)気分は忠臣蔵」だったと反省しています。全共闘運動は、「気分は新撰組」だったのであり、連合赤軍事件はその必然的帰結だったのではないでしょうか?この辺は、「当事者」たちにきちんと「総括」してほしいものです。