『麻薬脱出』

 軍司貞則『麻薬脱出ー250万人依存者の生と死の闘い』(小学館、2001年)を読了しました。薬物依存症の恐ろしさと、日本社会のこの問題に対する取り組みの遅れがよくわかる好著です。教育関係者には、必読の本だと思います。ダルク(薬物依存者の自助グループ)と社会との中間施設(社会福祉法人)が圧倒的に不足しているそうです。宗教界の出番ではないでしょうか。