読書

 昨日は、長部日出雄「辻音楽師の唄ーもうひとつの太宰治伝」(文春文庫、2003年)を読了しました。私は太宰文学の研究者になるつもりはありませんが(あまり好きな作家ではありません)、小説「人間失格」に見られるような「自己=神/世界=悪」というグノーシスもどきの宗教文化と、若者の間でそれが根強い人気を保っていることには、興味があります。明日は、出校して天理教教祖・中山みきの生涯を描いたビデオ「扉は開かれた」を見る予定です。